プログラマと働き方改革 ( 1 )

働き方改革という言葉を最近よく耳にする。

私は、会社に入社する前から、働き方改革が目指すような働き方をしたかった。

これについて、順を追って話していこう。

 

 

大学院時代の研究室

 

大学院時代は、毎日研究室で、研究することが当たり前となっていた。午前10時くらいから夜遅くまで。この夜遅くまでというのは、何時までなのかは決められていない。この決められていないというのが厄介だ。今日の研究の進捗が良くてきりがよくても、周りが残っていれば、帰ってはいけないような空気になる。雰囲気に負けて、予定よりも研究室に残ってしまう人が多くなる。

私の研究室は、機械の制御の研究をしていた。生物の実験のような24時間体制でやらなければいけないものではない。それならば、長い時間かけて夜遅くまで頑張るよりも、1日1日時間で区切って、明日でもできる内容ならば、明日頑張ったほうが効率がよいのだ。そもそも夜遅くまで残って、次の日起きれなくて、お昼過ぎまで寝てしまっていたというならば、もはやバカというしかない。

 

だが、研究室では、そんなやつのほうが評価される

 

不思議なことだが、夜遅くまで残っているほうが、優秀な人に評価されるようだ。次の日お昼過ぎに研究室にきても、夜遅くまで残っていれば、頑張っているという評価が下される。よく分からない。

 

私は、そんなのは耐えられなかった

 

私は、研究室で夜遅くまで残るために、大学院に進んだわけではない。勉強するためだ。夜遅く残ることは、効率が悪い勉強法と思う。マラソンの練習もしたかったし、大学院で与えられた課題以外もやりたかったので、夜遅くまで無駄に残ることは苦痛だ。

そもそもプロフィールでも書いたのだが、私の場合は大学院で二度にわたって教授が引き抜きでいなくなることを経験しているのです。そんな私に、研究室で夜遅くまで残って頑張れって言われても、やる気はでないでしょう。

私は、大学院の研究は第一でやるが、それ以外にもいろいろやっていくという方針は、そのときから身についていた。

それが働き方改革と関係があるのではないだろうか。

つづく

 

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